北川景子、本田翼、小松菜奈、山崎賢人、横浜流星など、映画やドラマで活躍している俳優をはじめ、ももいろクローバーZや北村匠海が所属するDISH//といったアーティストも所属する芸能事務所・スターダストプロモーション。昨年は創立40周年を迎え、「スターダストプロモーション 第1回 スター☆オーディション」を開催するなど、精力的に新人発掘・新人開発を行なっている。新人部・新人開発セクションの青木風人氏に、スターダストプロモーションがオーディションでどんな人材を求めているか、コロナ禍でのオーディションの変化、オーディションに挑む時に心がけることなどについてお話を伺った。

――青木さんは新人開発セクションでオーディションを担当されているということですが。

はい。もともとオーディションというものに興味を持っていました。スカウトで人材を見つけることも重要ですが、オーディションにも大きな可能性を感じています。基本的に、自分から応募される方は芸能界の仕事に対してすごくやる気を持っていますし、やってみたいことについてたくさんお話もしてくれます。こちらが求めている人材と応募される方が望んでいることが合致する、そんなマッチングの楽しさがオーディションにはあると思っています。

――俳優、タレント、ミュージシャンなど、所属されている方のジャンルが多岐にわたっていますから、求める人材の幅も広そうですね。

そうですね。昨年、弊社が創立40周年ということで「スター☆オーディション」というオールジャンルのオーディションを社で一丸となってやらせていただきましたが、俳優、タレント、アイドルまでたくさん所属しておりますので、それぞれのジャンルでのオーディションもいろいろ開催しています。

――御社ではオーディションでどういう人材を求めていますか?

俳優、タレント、アイドルなど弊社に対してみなさんが抱いているイメージがあると思いますので、各ジャンルでの王道なオーディションで弊社のイメージに合う方を途切れずに発掘していくことが大事だと思っています。それとは別に、今のトレンドを踏まえた新しいオーディションも行なっています。

――それはどのようなオーディションですか?

「超期間限定!!“夏映え”オーディション」(現在は応募終了)です。これは私が直近で担当したオーディションなのですが、演技・モデル・タレント・インフルエンサーに興味のある方を対象に開催しました。今、コロナ禍のため、直接会って面接することができない状況もありますので、こちらから応募者のSNSを見に行って、とっておきの“夏映え”を見せてもらうという内容です。“インスタ映え”という言葉がありますが、ご自身のとっておきの夏の思い出と共に世界観を見せてもらいます。現在、審査中ですが新たな可能性を感じています。

――今やInstagramをはじめ、YouTube、TikTokなど、発信ツールも増えましたし、影響力も大きいですよね。

はい、SNSなどは加工や編集ができるんですが、それをいい意味で捉えると“セルフプロデュース”ができるということでもあります。最近活躍されているタレントさんを見ているとセルフプロデュース力に長けていますし、これからはある程度ネットに強いというのも有利だと思い、これまでのオーディションと比べると奇抜な内容ですが開催を決めました。

――“コロナ禍”という話が出てきましたが、それによってオーディションのやり方も大きく変わったのではないでしょうか。

そう思います。今は少し緩和されましたが、春頃から自粛、ステイホームという期間が続いていて、従来のような面接ができなくなっています。そういう状況なので、オーディション管理ツール「Exam Organizer」を導入した利点をすごく感じています。一番の魅力はオンライン面接ができること。面接というと東京の弊社に来ていただいたりしていたわけですが、これによって、47都道府県、場合によっては海外の方との面接も簡単にできます。オーディションに応募したいけれど、遠かったりスケジュールが合わなくて面接を受けに行けないという方も多かったと思いますが、そういった心配がなくなりますので、こちらとしても発掘の可能性が広がりました。

――オンライン面接ではどんなことを心掛けておいたほうがいいですか?

私たちが一番見たいと思っているのは応募者の方のナチュラルな部分です。事前に「自己紹介をしてもらいます」とお伝えしておくと、キッチリと作り込まれて、作文を読んでいるような感じになってしまったり、言い間違えてしまったら最初から言い直したり。それはしっかりと準備をしてきたという点で評価できる部分ではありますし、やり切ればプロフェッショナルだと思いますが、頑張っていても素の部分というのはどこかで見えてしまうと思うんです。それであれば、最初に元々の性格、キャラクターを見せてもらったほうがその後もやりやすくなるんじゃないかなと思います。作り過ぎず、素の部分を見せる。でも、エンターテイナーとしての見せ方も大事。料理に例えるならば、調理しないまま食べるよりも調理したほうが美味しく食べられることもあるし、味が濃すぎて何を食べているか分からない料理よりも素材感が光る料理のほうが、個の持つ魅力が増して美味しいということもある。これってすごく難しいことだと思うんですけど、バランスを考えていただくことも今後のことを考えると大切なのではないかと思いますね。

――オーディションをこれまでに受けている人にとっても、オンライン面接というのは新たな挑戦だったりしますから慣れるのも必要かと。

そうですね。例えば、全身を見せる必要がある面接の時に、きちんとしている方はある程度距離が取れる部屋でスムーズに見せてもらえるんですが、「すみません。全身が映らないんですけど…」と面接本番で慌てる方もいます。スピーカーから声が聞こえてこないとかも含めて、事前の準備というのは重要ですね。ただ、従来のような無機質な会議室での面接と違って、リラックスできる環境での面接になりますので、未成年の方や小さい方は近くに親御さんが近くで見守っていたり、より自身の個性が出しやすいかと思います。こちらも、部屋に置いてあるものとか貼ってあるポスターとか、そういう映り込んでいる物の話を振ったりしますし、ご自身が楽に話せる環境で面接を受けてください。

――面接での受け答えについて、何かアドバイスがあるとすると。

面接官から聞かれたことに対して、その意図をきちんと汲み取っていただいた上で答えていただいたほうがいいですね。例えば「好きな食べ物は何ですか?」に対しては「カレーライスです」などと、まずはストレートに答えていただき、こちらから「それはどうしてですか?」と質問が続いた場合、「お母さんがよく作ってくれるんですけど...」と、ストーリーも含め理由をお話しいただいたほうがお互いにとってスムーズなコミュニケーションとなり、緊張なども解れていくのではないかと思います。また、その場のシチュエーションや面接官によって臨機応変に対応できる態勢を事前に整えておいていただくことも大切なことではないでしょうか。

――リラックスして素の部分を見せる。準備はしっかりとしながらも、作り込まない。そういうのが重要ということですね。

はい。オーディションでは言い間違えたり、失敗したりすることもあると思いますが、こちらも完璧さだけを求めているわけではありません。ミスをしてもリカバーできれば大丈夫なので落ち着いて自分自身をアピールしてください。合格した後も、丁寧に新人育成をしています。演技レッスンも行なっていますし、歌やダンスのレッスンなども個々の適性に応じて無料でご案内させていただいています。経験者の方も未経験者の方もいらっしゃるので、レベル別のレッスンも対応しています。合格した後のことを不安に思っている人も、安心してオーディションにチャレンジしてみてください。

※山崎の「崎」は正しくは「立さき」

▼スターダストプロモーション実施オーディション一覧 https://www.stardust.co.jp/sp/audition/

▼オーディション管理ツール「Exam Organizer」 https://exam.work/organizer

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